竜族に生贄として捧げられたはずが、何故か花嫁として溺愛されています!? ――――青き竜は、不遇な令嬢をひたすら甘やかしたい
甘い触れ合いには段階を
食事を終え、一度部屋に戻ると言ったイーヴを見送ったあと、シェイラは身体を清めることにした。寝不足と泣きすぎで腫れた目は、少しましになったもののまだ赤い。涙を拭ったことが刺激になったのか頬もかさついていて、エルフェが念入りに保湿をしてくれた。彼女は何も言わないけれどイーヴから話は聞いているだろうし、きっと心配してくれていたのだろう。シェイラの表情が明るく戻っていることに、安堵の表情を浮かべていた。
寝衣に着替えてイーヴの部屋を訪ねると、嬉しそうな彼に出迎えられた。眠るにはまだ少し早い時間だからと、蜂蜜入りのホットミルクを淹れてくれる。対するイーヴは何やら変わった香りのお酒を飲んでいて、どんな味がするのだろうと興味はあるものの、苦いコーヒーで懲りているシェイラは黙って見つめるのみだ。
甘いホットミルクを飲みながら、シェイラはちらりとベッドの方に目を向けた。お互いの想いが通じ合ったのだし、今日こそ形だけの花嫁ではなく本当の夫婦になるべきではないだろうか。
念のためいつもよりもしっかりと身体を洗ってきたし、エルフェが準備してくれた寝衣は、露出こそ少ないものの脱ぎ着しやすいものだ。食事も睡眠もとったし、体調は万全だ。
寝衣に着替えてイーヴの部屋を訪ねると、嬉しそうな彼に出迎えられた。眠るにはまだ少し早い時間だからと、蜂蜜入りのホットミルクを淹れてくれる。対するイーヴは何やら変わった香りのお酒を飲んでいて、どんな味がするのだろうと興味はあるものの、苦いコーヒーで懲りているシェイラは黙って見つめるのみだ。
甘いホットミルクを飲みながら、シェイラはちらりとベッドの方に目を向けた。お互いの想いが通じ合ったのだし、今日こそ形だけの花嫁ではなく本当の夫婦になるべきではないだろうか。
念のためいつもよりもしっかりと身体を洗ってきたし、エルフェが準備してくれた寝衣は、露出こそ少ないものの脱ぎ着しやすいものだ。食事も睡眠もとったし、体調は万全だ。