竜族に生贄として捧げられたはずが、何故か花嫁として溺愛されています!? ――――青き竜は、不遇な令嬢をひたすら甘やかしたい
「ルベリア、待っ――」
声を上げようとした時、背後から伸びてきた手がシェイラの口を塞いだ。鼻をつくような臭いに思わず眉を顰めると同時に、急激な眠気が襲ってくる。何が起きたのだと目を見開いていると、頭の上から黒い布をかぶせられた。視界を奪われた驚きに手足をばたつかせると身体を押さえつけられ、そのまま荷物のように抱えあげられる。
「……っ!」
誰か、と叫んだつもりだったのに、身体に力が入らなくて声が出せない。抗いがたい眠気に引きずられて、シェイラはそのまま意識を失った。
声を上げようとした時、背後から伸びてきた手がシェイラの口を塞いだ。鼻をつくような臭いに思わず眉を顰めると同時に、急激な眠気が襲ってくる。何が起きたのだと目を見開いていると、頭の上から黒い布をかぶせられた。視界を奪われた驚きに手足をばたつかせると身体を押さえつけられ、そのまま荷物のように抱えあげられる。
「……っ!」
誰か、と叫んだつもりだったのに、身体に力が入らなくて声が出せない。抗いがたい眠気に引きずられて、シェイラはそのまま意識を失った。