竜族に生贄として捧げられたはずが、何故か花嫁として溺愛されています!?  ――――青き竜は、不遇な令嬢をひたすら甘やかしたい
 帰宅したシェイラを屋敷の面々とルベリアが出迎えてくれ、その夜は盛大なパーティが開催された。

 ルベリアとエルフェは可愛い服を大量に贈ってくれたし、レジスはたくさんの本をくれた。アルバンは手の込んだ御馳走のほかに、天井に届くのではと思うほどに巨大なケーキまで作ってくれた。

 ただ、こんなに幸せな誕生日は生まれて初めてだと、大喜びするシェイラを最初は優しく見守っていたイーヴも、食事を終えたシェイラがお酒に手を伸ばしたあたりから雲行きが怪しくなった。

 成人しているのだから、シェイラだってお酒を飲んでも問題ないだろうと絡むルベリアから逃げるように、もう寝る時間だからとあっという間に寝室へと連れて行かれたシェイラは、もちろんそのまま寝かせてもらえるわけもなかった。



 翌日は、昼を過ぎても起き上がることのできなかったシェイラの状況を知ったレジスとエルフェに、イーヴがこってりと絞られたのは、また別の話。

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