竜族に生贄として捧げられたはずが、何故か花嫁として溺愛されています!? ――――青き竜は、不遇な令嬢をひたすら甘やかしたい
背中に乗れと言って身体を屈めてくれたイーヴが、シェイラが手に抱えた大きなバスケットを見て軽く目を細めた。
「シェイラ、その荷物は?」
「アルバンさんが、朝食を持たせてくれました。せっかくのお出かけなら、外で食べておいでって」
バスケットを先にイーヴの背に乗せて、シェイラはそう説明する。部屋に戻る時にレジスと出会ったのでイーヴと出かけることを告げたら、ふわふわのファーのついた外套の用意と共にバスケットを携えたアルバンもやってきたのだ。
本当はイーヴのために朝食の準備をしてみたかったことを伝えると、それなら夕食を一緒に作ろうとアルバンに誘われた。背に乗せてくれるお礼に食事を作るというのは、とてもいい考えだと思う。驚かせたいから、イーヴにはまだ秘密だけど。
「シェイラ、その荷物は?」
「アルバンさんが、朝食を持たせてくれました。せっかくのお出かけなら、外で食べておいでって」
バスケットを先にイーヴの背に乗せて、シェイラはそう説明する。部屋に戻る時にレジスと出会ったのでイーヴと出かけることを告げたら、ふわふわのファーのついた外套の用意と共にバスケットを携えたアルバンもやってきたのだ。
本当はイーヴのために朝食の準備をしてみたかったことを伝えると、それなら夕食を一緒に作ろうとアルバンに誘われた。背に乗せてくれるお礼に食事を作るというのは、とてもいい考えだと思う。驚かせたいから、イーヴにはまだ秘密だけど。