竜族に生贄として捧げられたはずが、何故か花嫁として溺愛されています!? ――――青き竜は、不遇な令嬢をひたすら甘やかしたい
好きという気持ち
屋敷に戻って庭でイーヴの背から降りると、彼はあっという間に人へと姿を変えた。両手に抱えたバスケットを、何も言わずにさっと持ってくれる優しさに笑みを浮かべて、シェイラは彼の背中を追う。
屋敷に入ると、何故かルベリアが出迎えてくれた。
「おかえりなさい。二人でお出かけだなんて、いいわねぇ。どこ行ってきたの?」
「なんでおまえが我が物顔でここにいるんだ、ルベリア」
眉間に皺を寄せるイーヴに、ルベリアは気にするなと言って明るく笑う。
「シェイラに会いに来たら、イーヴと出かけてるっていうんだもの。せっかくだから待たせてもらおうと思ったら、アルバンとエルフェが買い物に行くって言うし、レジスも出かけるって言うから、あたしが留守番するわって言ったのよ」
「他人に家を任せるとか、あいつら……」
イーヴはため息をつくけれど、レジスが留守を任せるくらいなのだから、ルベリアは彼らにも信用されているのだろう。
屋敷に入ると、何故かルベリアが出迎えてくれた。
「おかえりなさい。二人でお出かけだなんて、いいわねぇ。どこ行ってきたの?」
「なんでおまえが我が物顔でここにいるんだ、ルベリア」
眉間に皺を寄せるイーヴに、ルベリアは気にするなと言って明るく笑う。
「シェイラに会いに来たら、イーヴと出かけてるっていうんだもの。せっかくだから待たせてもらおうと思ったら、アルバンとエルフェが買い物に行くって言うし、レジスも出かけるって言うから、あたしが留守番するわって言ったのよ」
「他人に家を任せるとか、あいつら……」
イーヴはため息をつくけれど、レジスが留守を任せるくらいなのだから、ルベリアは彼らにも信用されているのだろう。