ストーカー三昧・浪曲、小話、落語

講談2・ラメチャンタラギッチョンチョンデ(3)

これを実にもう23年…信じられないでしょうが本当ですよ。お陰で目を病み耳を病み(固く耳栓をして眠るので中耳炎、内耳炎となり耳がよく聞こえず、超寝不足ゆえから高血圧が極まって眼底に内出血を起こし、左目の視力が失われています)、心臓は不整脈を起こしと…これでよく生きてると思いますよ。へへへ。まあ自慢にゃあなりませんけどね。しかしこれに、つまりきゃつらに、お前はなぜ反撃しないのかと、お客様はそうお思いになるでしょうが、しかしこれが出来ないんですね。私が臆病だからとか云うんじゃなくって、そこには無体を極めた現代社会の格差というものがあるのです。まあ詳しくは先に演じました「講談・お力」や浪曲、小噺等をお思い出しになってください。そこで縷々述べさせて頂きました。そもそもですね、この現代社会の格差、無体を露呈させこれを指弾、糾弾することがわたくし三遊亭私(わたくし)の使命と、そう心得ているのです。
 えー、それで…張り扇をちょこっと(張り扇を軽く一擲)ポチョン。へへへ。あのう、ここでせっかくですから私の詠んだ本歌取りを一首ご披露させて頂きたく存じます。ようござんすか?では…
「あはれてふことこそうたて己が世にかかづらひ入る重しなりけれ」と云うのです。これに添える詞書(ことばがき)には「これは小野小町〝あはれてふことこそうたて世の中を思ひはなれぬほだしなりけれ〟の本歌取りとなります。もう年だ、それなのにストーカーが…などという自己憐憫・自己弁護を止めねばならない」と、そのように認めて置きました。

             【老いたる小町・ネット上から拝借↓】
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