ストーカー三昧・浪曲、小話、落語

講談2・ラメチャンタラギッチョンチョンデ(6)

方や「俺たちの土地を勝手に浸食しやがって、挙句殺戮の限り。許すものか!」とし、方や「合法的に来たのだ。それをロケット砲を放ちテロを犯す。そんなお前たちを許せると思うのか?!」と其々の云い分を云ってあとに引きません。しかしそれでいながらガザにはPLOがあって専ら交渉で事を解決しようとし、他方イスラエルでもデモを起こして「戦争を止めろ!シオニストらを追放せよ!ネタニヤフを逮捕せよ!(彼ネタニヤフは国内で汚職をしていてそれへの追及を逃れる為にハマス掃蕩に走った節がある)」とする国民らの動きもあるのです。もっぱら互いへの憎しみが大勢を占める中で修復と調和への動きがあることも否めない…。
 えー、それで、ですよ。それで私がここで云いたいのは、互いが互いを正義とし報復攻撃をやり合ったとしても、そこにあるのは飽くまでも憎しみという名の〝闇〟でしかないということなんです。そしてその闇の心は間違いなく悪、悪魔へと通じています。悪魔は互いへの憎しみの心を煽り、さらなる災禍をそこにもたらそうとするし、実際にそうなっている。それならば、畢竟この闇の心を断つべきです。具体的には先のイスラエル・ガザ双方における調和への動きを加速し外部の我々はそれを支持し応援すべきです。双方は、特にガザ・ハマスは(交渉を)飲み難いでしょうがガザの兄弟たちに(分けても子供たちに)さらなる災禍が及ぶことを慮って停戦に応じて欲しい…とそう願わずにはおれません。
 さて!(張り扇一擲!)あ、いけね、叩いちゃった。すいません(空咳)…えー、以上が「それが世間」では捨て置けないガザの現状なのですが、ではなぜ私がこんな私の情けない現状とは違って、はるかに悲惨なガザの話を持ち出したかと云いますと、それはそのう…ある意味で私の現状がガザの国民然としたものであるからです。
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