イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない

あいつ（由奈の必死な顔）が就寝して少したった時、いつものどうでもいい群れの中から帰宅。



当たり前のように俺の帰りを待っていた修斗と凪に思いっきり睨まれながら、俺はすぐに二階に上がろうとした。



前、由奈が俺を連れ戻しに来た夜、思いっきり怒られた。


それで別に行動を改めようとは思わないから、今日も昨日も前の集団と暇つぶしをしてた。



家にいてもやることがなくて暇、だから遊びに行く。



修斗と凪を無視して階段に足を乗せた。



だけどその時、常に温厚で怒らない修斗が口調を荒らげて由奈を庇う言葉を投げてきた。



別にあいつを傷つける気持ちはなかった。



ただ、家族ごっこが嫌だった。



本当の家族でもないくせに、俺を全く知らないくせに、本当の家族みたいに連れ戻そうとしてくるあいつが嫌って思った。