イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない

第7話 自信を持って

二週間後・一限目・グラウンド



体育祭まで残り一週間を切った。



もうすぐ体育祭、そう思うと緊張でドキドキしてしまう。



最近は体育祭に向けて、毎朝バレないようにランニングに行って少しずつ体力も着いてきた。



ランニングのお陰か足も少しだけど速くなって行ってる、そんな気がする。



そして私は今、正直に言って---。



「朱里さん、大丈夫?」



「大丈夫じゃないです……」



緊張と不安で押しつぶされそうになっています。



だって今まで行事で目立つことなく、むしろ目立たないように隅っこで用具準備をしていたのに、いきなりクラス対抗リレーの選手なんて……!!
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