イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
でも俺には自由にできるから楽だった。



もういっそのこと、家族なんて忘れられたら……。



そう思っていた時のこと。



裕貴が高一の時、7月、リビング



学校から帰ってきて、またいつもの場所に向かおうとした時、2階から誰かが降りてくる足音がした。



だるいなと思いながらも誰が降りてくるのか見ようと思っていた。



「……は」



「久しぶり、裕貴」



仕事詰めで帰ってこないはずの父親が降りてきた。



その後ろから兄貴2人も顔をのぞかせる。
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