イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
だけど拒絶反応が出るだろう。



俺の言葉をすっかり信じた父親は安心したように微笑んで、ありがとうと言った。



九月の上旬から相手の家に同居して、正式に結婚予定。



すぐに同居が始まりそうなスケジュールだったから、嫌すぎた。



でも妻を失った父親に幸せになって欲しい、そう思った俺はただ頷きながら話を聞くしかなかったんだ。



その話をされてから二週間と少しくらい経って、同居が始まった。



そこで出会ったのが由奈。



従兄弟で同じクラスの寧々をよくからかって、影で悪口を言いまくっている女の親友である女。
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