イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
でも本当の信頼なんて無いから、本当に相談したいことは出来ないんだけどな。



別に相談する気なんてさらさらないけど。



‪いつも通り学校のこととかゲームのこととか、どうでもいい話をして七時をすぎた頃。



公園に向かって走ってくる三人の影が見えた。



1人は女、誰だろうか。



「っ……は?凪、修斗……由奈?」



「え誰?裕貴友達?」



「いや」



家族。



そう口にするのは出来ずに口を閉ざした。



家族だってまだ言いきれない。
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