イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
私が嬉しそうにしていると、お母さんも楽しそうに笑った。



「もう少しで焼き終わるからその間に手洗ったりしててね」



「はーい!」



私は洗面所で手を洗って顔に水をパシャパシャとかけた。



自分の部屋に入って、制服から私服に着替える。



そして5分ほど経ってリビングに戻ったら、さっきよりも強くて甘い匂いがした。



その匂いに酔いしれてしまいそうだ。



「はい」



渡されたクッキーをひと口かじる。



サクッと音がして甘い味が広がった。
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