イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
「ふふ、美味しい。ありがとうお母さん」



「喜んでもらえてよかった!」




お母さんの笑顔を見られるのが幸せ。



お父さんが私の小さい頃に亡くなってしまって、一時期お母さんはずっと無表情で、感情が無くなったみたいだった。



お父さんを亡くす前の笑顔をもう一度見たいと思ってたから、今のお母さんに安心感が溢れる。



「あ、このクッキー勉強のお供として食べていい?」



「もちろん大丈夫」



「ありがとう」



焼きたてのクッキーを自分の部屋に運んだ。
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