イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
だけどまだ決まったわけじゃないし、先に聞かないと。



「お母さん、この人たちは……」



「ああ、この人は片寄三鶴さん」



……片寄?



どこかで聞いたその名前。



そんなわけないけど、いやもしかしたら……。



「初めまして、由奈ちゃん。咲さんとお付き合いをさせて頂いてます」



「え、ええっと……三鶴さん。初めまして」



困惑しながらも、私はお付き合いしていることが分かって笑顔が溢れた。



三鶴さん。



できる大人の男性、って感じで優しいオーラが纏う人だった。
< 23 / 165 >

この作品をシェア

pagetop