イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
有り得ない。



こんな展開……有り得ないっ……!!



「初めまして。次男で高校二年の片寄修斗です。気軽に修斗って呼んでね、由奈ちゃん」



優しく微笑んだ彼は……。



私の一つ上の先輩、片寄修斗くん。



女の子たちが口を揃えて本物の王子だと言う、正真正銘完璧男子。



ということは……。



「ほら、凪も裕貴も挨拶しろ」



「……片寄裕貴、高一。よろしく」



「あ、えと……よろしくお願いしま……」



「由奈だっけ?片寄凪、高校三年。全然学校行ってないけどよろしく」



私のことを見つめる三人の王子様。
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