イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
そんなの考えただけで気分が落ち込む。



だってあんなに輝いた日向にいる人と、日陰でひっそり過ごしたきた私が兄弟になったところで、それがバレたら終わりだし、自分が変われるはずないし。



ってこんなにネガティブに考えないっ……!



パシンっと思いっきり両手で頬を叩いたら、理恵ちゃんと鈴音ちゃんが驚いた顔になった。



そして同時に吹き出して私の背中をバシバシ叩く。



「何やってんの!?なんかあるなら相談しなよ!」



「そうそう!一人で悩まないの!」



お姉ちゃんみたいな二人に私も笑った。
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