イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
私も鈴音ちゃんと同じように笑いながら言う。



「おめでとう……!」



「ふふふっ、ありがとう由奈ー!大好き!」



「え、ええっと、私も大好きだよっ……!」



いきなり抱きついてきた理恵ちゃんに驚きながら、私も抱き締め返した。



その温もりだけで私は笑っていた。



すると後ろを女の子と一人の男の子が通った。



その気配で誰かすぐにわかる。



うう、片寄くんだ……。



片寄くんが通るだけでビクッと肩が震える。



昨日までは綺麗だなー、くらいにしか思わなかったのに……。
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