イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない

第4話 拒絶と家族

夜7時過ぎ。



私たちはいつもの通学路を三人で走っていた。



凪くんと修斗くんは足が早くて、私は追いつくのに精一杯だった。



だけどその時は二人が合わせてくれて、急いでるはずなのに歩いたりもさせてくれた。



やっぱり着いてこなかったら良かったかも、と思ったけど、お母さんの言葉を思い出してすぐに走り出した。



お母さんに言われた団地近くのスーパー。



確かここに一番近い公園って、夜は少し不気味に暗くなる未来公園だったはず……。



二人も思っていることは同じらしい。
< 67 / 165 >

この作品をシェア

pagetop