イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
私たちは未来公園に向かって走り始める。



『ぶははっ!お前まじか』



『そうなんだよ!明日どの女にしようかな』



近づくにつれて男の人の下品な笑い声が大きくなってきた。



その声を聞いた瞬間、背筋が凍るように冷たくなった。



裕貴くんは本当にここに居るのかな。



「由奈ちゃん。ここには行かない方がいいよ」



「ここって夜は超治安悪くなるからな。由奈はやっぱり離れてた方がい……」



「……嫌だ」



本心は本当に離れたいって思ってた。



だけど二人が言ってたことが頭によぎるんだ。
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