イケメンすぎる三兄弟は私を捕えて離してくれない
カチカチになりながら作っていたら現れたのは……。



「裕貴くん……?」



朝から目が痛くなるくらい綺麗な顔立ちをした裕貴くんが、私の方に顔を向けて……思いっきり不機嫌なオーラを出している。



ビクリとしたけど私は無理やり笑う。



多分すご〜くひきつっていると思う。



「お、おはよう……ございます」



「……おはよう」



朝だからか、それとも単に私が嫌なのか分からないけど、いつもよりも低いトーンの声に怯んでしまう。



それでも挨拶してくれたのはちょっと嬉しいな……。
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