イジワルな君の甘い溺愛


ひと気のない廊下まで来たと思ったら、間宮さんが腕を離した。


「…あの」


「私ね、昨日弥生くんに告白したんだ!」


…え


「あ…そ、そうなんだ」


私は必死に冷静を取り繕って、そう答えた。


「それでね、弥生くん、百合と付き合ってくれることになったの!」


…え、今なんて…




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