イジワルな君の甘い溺愛
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今日1日日直で、ホームルームが終わってから日誌を書いたり先生の手伝いをしていて、すっかり時間が過ぎていた。
なんか、いつもに増して疲れた…
そんなことをぼんやりと考えながら、私は家への道を歩く。
家のすぐ手前まで来たところで、私は足を止めた。
薄暗い中に、人影が浮かんで見える。
それが誰だか、すぐにわかった。
ポケットに手を入れて、家の塀にもたれかかっている、弥生くんーーー。