イジワルな君の甘い溺愛


✳︎✴︎



今日1日日直で、ホームルームが終わってから日誌を書いたり先生の手伝いをしていて、すっかり時間が過ぎていた。


なんか、いつもに増して疲れた…


そんなことをぼんやりと考えながら、私は家への道を歩く。


家のすぐ手前まで来たところで、私は足を止めた。


薄暗い中に、人影が浮かんで見える。


それが誰だか、すぐにわかった。


ポケットに手を入れて、家の塀にもたれかかっている、弥生くんーーー。



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