イジワルな君の甘い溺愛
♣︎ホントの気持ち♣︎


土日と、2日間を挟んで迎えた月曜日。


何も考える気力さえ無い私は机に突っ伏していた。


「おはよ花…って、何朝から死んだ顔してんの!?」


力なく顔を上げると、ギョッとした様子の夢ちゃんがいた。


「夢ちゃん…おはよう」


「な、なんか生気吸い取られたみたいな顔してるけど」


「そんなことないよ…」


夢ちゃんは、何かはっとしたように目を大きくして、「ふふーん」と、小さく笑った。





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