イジワルな君の甘い溺愛


弥生くんは急かすこともなく、最後まで話し終えるのを待ってくれている。


「弥生くんが好き、です……だから、その…弥生くんの隣にいてもいい、かな…」


肝心な言葉が小さくなって、最後の方なんてほとんど囁いた同然に小さくなった。


恥ずかしさでいっぱいで、顔を上げられない。


と、そんな私に覆い被さるように弥生くんがドアに片手を突いて、私の肩におでこを乗せる。


「はぁ。マジで、なんなんだよ…」


「あ、あのっ!」



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