イジワルな君の甘い溺愛


あの後くしゃくしゃになったページをのばして、破れたところにはテープを貼って、本はなんとか修復できたけど…


ただ、最後に喧嘩別れのような形になってしまったことに、どこか罪悪感があった。


もう何年も前のことだし、私が一方的に気にしているだけで、栗山くんは覚えていないかもしれない。




でも、あの時のことで気まずいし昔みたいに意地悪な栗山くんが私は苦手だ。














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