イジワルな君の甘い溺愛


ちょっと子供っぽいかな、となんだか恥ずかしくなる。


「すごい木嶋さんっぽいチョイスでいいね。木嶋さん、甘いものが好きなの?」


「は、はい」


「僕も甘いもの、大好きなんだ。僕も、今日はいちごオレにしようかな」


先輩はお金を入れて、いちごオレのボタンを押した。


「あ、最近読んだ本でまた面白いのがあったんだ。またよかったら紹介するよ。いつでも図書館に来てね」


「あ、ありがとうございます!」


「あ、そろそろホームルーム始まるね。じゃあ、また」


やっばり、先輩と話していれば時間はあっという間だ。


でも、朝から会えて嬉しかった。





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