イジワルな君の甘い溺愛
♣︎これは、デート…ですか?♣︎


お祭りから、2週間。


私はなんとか気持ちを切り替えて、学校生活を送っている。
まだ、少しだけ胸がチクッとすることもあるけど、もう大丈夫。


「花、おはよう」


「あ、おはよう夢ちゃん」


夢ちゃんは何があったか、全部知っている。
「お祭りの時、全然気づかないで振り回しちゃってごめんね」って、夢ちゃんは言ったけど、謝る必要なんて全くない。


あれからしばらく夢ちゃんもしょんぼりしてて…
私が沈んだ顔をすれば、優しい夢ちゃんも心配して、いつもの明るい夢ちゃんじゃなくなっちゃうから、私もなるべく明るく。


「もう少しで夏休みだねー。花、どっか行く予定あるの?」


「うーん、今のところはないかな」


「じゃあさ、空いてる日どっか遊び行こうよ!そんで美味しい物とか、花の好きなスイーツ、食べに行こ!」


「うん!」


甘いものは食べれば食べた分体へのダメージは大きいけど、心のモヤモヤとかを忘れさせてくれるから、いつも食べすぎちゃう。






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