恋ってこんな大変だっけ!?
始まる
 高校1年になって新しい生活が始まった。私の名前は鏡崎結愛(かがみざきゆあ)。妹が3人いて妹たちの血の片方は私と繋がっていない。そう、実は今のお父さんは私の本当のお父さんではない。私が小学5年生の時にお母さんと再婚して生まれた妹でそれまで私は1人っ子である。次女のはなは今5歳、三女の杏は2歳、末っ子のももは今年甘えたばかりで生後4ヶ月くらいである。そして私は15歳。末っ子のももとは15歳差。時々私がお母さんだと間違われるザマである。そしてお母さんは今年40歳の美容師をしている。今は育児休暇中。お父さんは45歳で銀行に勤めている。そんな家族の長女である私は今私立の高校に通っている。私の学校には進学したい人のための進学コースがあって私はなんとかそのコースに入るために中学校の推薦の力とと高校入試で合格し入学してきた。今はちょうど入学してきて1週間。入学式で父親同士が知り合いの姫菜(ひな)と話して仲良くなった。姫菜は卓球部に所属してて中学校では全国レベルの選手だったらしい。卓球が強豪なこの高校に推薦で入ってきた。他にも実央(みお)と桜那(さな)という友達もできた。2人は同じ中学校らしく2人ともすごく秀才である。そんな友達と私は高校生活を送っていた。そんな時だった。あの人と出会った。その人は外部活なのか周りよりも一段と日焼けをしていて、鼻筋が通り、目も眉もキリッとしていて背も高くさらには勉強もできる。その人の名前は鈴木悠羽(すずきしゅう)といった。ひとつ上の先輩で私と同じコースの人。部活はサッカー部らしい。そして2年生ながら体育委員長もしているらしい。そういえば高校のパンフレットにも載っていた。「おい、晃(こう)!行くぞー!」悠羽さんの隣にいるのは内田晃さん。この人もサッカー部で文化委員長をしている。「待ってー!!」晃さんが廊下を走りながら私の前を通り過ぎて行った。しばらく思考停止してしまった。「今見たのなに!?」とっさに声に出してしまった。すると「え、なに?!どーした?!」そんな私に驚いたのか姫菜の方が驚いて声を張り上げていた。「今運命の人に出会ったかも。」確信もないままそう言った。「え、あの人でしょ!?あの人同じ中学校だったんだけど、なんか噂によるとすんごく女子に興味ないらしいよ。顔だけかもだしあきらめな?」そう姫菜に言われた。あのかっこよさなのに女子に興味なし、?かっこつけるために言ってるのだろうと私なりの解釈でそういうことにした。それなら恋に繋がるなんてこの時は思いもしなかった。
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