先輩が私にフキゲンな理由《10月〜大幅修正開始予定》
桐生、先輩…
『春乃、水』
『え?あ、はい…!』
『まーた桐生春乃ちゃんから水貰ってるよ』
『まぁ、桐生は春ちゃんのこと…むぐっ、は、離せ!』
『無駄口喋る暇あるんなら、せめて次やることくらい頭に入れたら?』
『むむむっ、離せ〜!!』
部活では、なぜかいつも水分補給の時先輩から指名されて。
最初はびっくりしたけど、それが嬉しかったりして。
『春乃』
『あ、青木先輩…!どうしたんですか??』
『…その、わかんないことあったりとか困ったことあったら、俺に聞くんだぞ』
『え、あ、はい!ありがとうございます!』
委員会では、私に困ることがあるかもって心配して声かけてくれて。
それがきっかけで先輩といる時間が少しずつ長くなって、恋するのもそう遅くはなかった。
先輩……
「会いたい…」
先輩……会えなくても、私の“大好き”は変わらないから、待っててください。
必ず明後日、また会いに行きます。
だから───私のこと、もう冷たくしないで。
机にうつ伏せになり、うっすらと涙が溢れたことを私は芙希ちゃんに言わないで、休み時間を終えた。
『春乃、水』
『え?あ、はい…!』
『まーた桐生春乃ちゃんから水貰ってるよ』
『まぁ、桐生は春ちゃんのこと…むぐっ、は、離せ!』
『無駄口喋る暇あるんなら、せめて次やることくらい頭に入れたら?』
『むむむっ、離せ〜!!』
部活では、なぜかいつも水分補給の時先輩から指名されて。
最初はびっくりしたけど、それが嬉しかったりして。
『春乃』
『あ、青木先輩…!どうしたんですか??』
『…その、わかんないことあったりとか困ったことあったら、俺に聞くんだぞ』
『え、あ、はい!ありがとうございます!』
委員会では、私に困ることがあるかもって心配して声かけてくれて。
それがきっかけで先輩といる時間が少しずつ長くなって、恋するのもそう遅くはなかった。
先輩……
「会いたい…」
先輩……会えなくても、私の“大好き”は変わらないから、待っててください。
必ず明後日、また会いに行きます。
だから───私のこと、もう冷たくしないで。
机にうつ伏せになり、うっすらと涙が溢れたことを私は芙希ちゃんに言わないで、休み時間を終えた。