先輩が私にフキゲンな理由《10月〜大幅修正開始予定》
けど、もっと残酷なのは、この後だ。
葬式が終わった後の1週間後から、春乃は、全てが変わったのではないかと思うほど、別人になっていた気がした。
フワフワしてる小動物みたいな雰囲気もない、他人に遠慮するかけらもない強引さ、そして俺にべったりする執着心。
全部が春乃そのものじゃなかった。
「先輩、好きです!」
「!……」
最初は、奇跡でも起きたのかと内心舞い上がっていた。
けど……
別人のようになった春乃に違和感を持って、実際あんなことを聞くまでは春乃と距離を置くことしか出来なかった。
あんなことさえ聞かなければ、きっと少なくとも春乃とは普通に接することが出来ていた。
そう、あんなことさえ聞かなければーー…
「桐生、春乃さんといい感じじゃねぇのー?」
葬式が終わった後の1週間後から、春乃は、全てが変わったのではないかと思うほど、別人になっていた気がした。
フワフワしてる小動物みたいな雰囲気もない、他人に遠慮するかけらもない強引さ、そして俺にべったりする執着心。
全部が春乃そのものじゃなかった。
「先輩、好きです!」
「!……」
最初は、奇跡でも起きたのかと内心舞い上がっていた。
けど……
別人のようになった春乃に違和感を持って、実際あんなことを聞くまでは春乃と距離を置くことしか出来なかった。
あんなことさえ聞かなければ、きっと少なくとも春乃とは普通に接することが出来ていた。
そう、あんなことさえ聞かなければーー…
「桐生、春乃さんといい感じじゃねぇのー?」