先輩が私にフキゲンな理由《10月〜大幅修正開始予定》
先輩は振り向いたことで時すでに遅し、ということで仕方なくとな感じで前扉から廊下に出てきた先輩。


「先輩!好きです!」


「……」


…?あれ?


いつもの“うざい”とか“あっそ”っていう冷たい返事は……?


何だか今日の先輩、変…。


機嫌悪そうだからかな……?


「先輩……?」


「……、……春乃」


「…!」


へ?


「…今時間いいか」


へ!?


「え、あ、えぇ?」


時間いいかって…


「話あんだよ」


「…?話?」


何の話だろう…?


ううん、それよりも先輩から「話したい」って言ってくれたことがすごく嬉しいっ…。


「……とにかくついて来て」


「あ、はい…!」


先輩は私を置いて行くようスタスタと早足で歩いて行く。


私はそんな先輩に置いていかれないようかけ走って背中を追った。
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