先輩が私にフキゲンな理由《10月〜大幅修正開始予定》
「何の話してんだか…確かにマイナスからのほうがプラスへのキョリあるけど」


「ね?だからお願い!何したら先輩少しは私を嫌わないでいてくれるかな?」


「……そうだねぇ…」


うーん、と私の方に目を向けず、窓から見える空を見て唸るように考える芙希ちゃん。


そして約5分後。


芙希ちゃんは、あ!と何かを思いついたのか私に目線を戻してこう言った。


「あんたは押しすぎなんだよ」


「え、押すの、ダメなの…?」


「押すのは別にいいけど押しすぎると逆に逃げられるの。知らなかった?」


そ、そうだったんだっ…。


私押せば何とかなると思ってたっ…。


「……とりあえず月曜日と火曜日のお昼は行くのやめたら?」


「えぇ!?2日も会っちゃダメなの!?土日でさえ会えないのに…!」
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