私が代わりになる
「………わかったわよ!」

「最初からそう言っとけって。じゃあ、早速。今日、19時に○○ホテルに来てね」


と言って、宮野は資料室から出ていった。


悪夢だ。

また、あんな生活が待ってるの…?


てか、謝りたい。後悔してるって広太に言ったんじゃないの?

いや、嘘ついてるんだ。


アイツはそういう奴。


広太は知ってるのかな…

知ってたら私…広太のこと…


ううん、きっと知らないはず。

広太はそんな奴じゃない!


って、信じたくて自分に言い聞かせた。


だからこそ、広太にこのことは知られたらいけない。

宮野のこと黙っておかないと…


なんて思いながら、午後の仕事をしていたが…

もちろん仕事になるわけもなかった。
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