私が代わりになる
「相変わらず、音無は嫌そうな顔してた」

「当たり前だろ」


お前のこと嫌いなんだから、嫌な顔するのはわかりきってることだろ。

それは、お前のやったことなんだからな。


「俺、帰るわ」

「待てよ!話しはこれからなんだけど?」


俺はヤバい!と思った。

コイツと七彩を一緒にいさせてはいけないという、危機を感じていた。


今すぐにでも、七彩のとこに行きたい。

だけどコイツは、まだ話しがあるらしい。


「なんだよ」

「音無、俺に抱かれた」

「は?」


コイツ…何言ってんだ?

七彩が宮野に抱かれた?


そんなはずねぇだろ!

アイツは俺のことを…!!!
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