私が代わりになる
お昼ご飯も食べ、広太の家に帰ってきた。


無理くり彼女になったけど、まさか一緒に住むなんて考えてもなかった。

いつか、私は広太から離れなければならない。って思ってたし…

広太は私を嫌いになると思ってた。


宮野のこと知られたら絶対…って。


なのに広太は、嫌いにならないって言ってくれて…

しかも、私を養うって一緒に暮らそうって言ってくれた広太。


そんな広太が、私は大好きだ。


「七彩、急いで仕事探さなくていいから」

「うん…」

「家事も別にしなくていいし」


なんて言うもんだからびっくりした。

家に毎日いるし養ってもらうんだから、家事はやらないとって思ってた。


なのに広太は、家事もしなくていいなんて言うんだもん。
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