私が代わりになる
「広太は優しいね」

「別に普通だろ」


普通なのかな。


「ところで、私の部屋に寝所なかったんだけど」


ベッドも布団もなかった。

家具などは全部用意するから、今持ってる家具は処分してって言われたから処分したのに。


「あるだろ?あのベッドが」

と言って、指を刺したのは広太のベッド。


ということは…まさか!!!


「一緒に寝るの?」

「当たり前だろ?」


何が、当たり前だよ!

当たり前じゃないよー!


「絶対にむりだから!」

「なんでだよ」


不貞腐れる広太。

広太と一緒になんて、寝れません…


「だって…」

「襲ったりしねぇから」

「お、お、おそ…」

「あ、期待してた?」


誰が期待なんか…


「してるわけないでしょー!!!!」


何を言ってんのよ、広太は!
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