私が代わりになる

広太side

仕事から帰ってくると、七彩はいない。

どこに行った?

出かけるな!って言ってあったはずだけど…


俺は七彩に連絡をするが、電話に出ない。

というか、着拒されてる。


とにかく、探しに行かないとと思い急いで家を出ると…


「遥…」

「広太…」


遥が立っていた。

意味がわからねぇ。


「ごめんなさい…勝手なのはわかってるの…」

「いまさら、何?俺、急いでるんだけど」

「音無さん?」


なんで、遥が七彩のこと…


「彼女なら、宮野のとこに行ったわ」

「は?」


遥が言ってる意味がわからない…

七彩が宮野のとこに…?

どういうことだよ!!!


「話したいから、中に入れてもらえない?」

「いや…」


俺はどうしたらいいんだ?

好きでたまらなかった遥が目の前にいる。

でも、七彩はいない…
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