私が代わりになる

公太side

仕事を終え家に帰ると、すごい賑やかだった。


理由は、七彩と七彩の妹が女子会並に興奮してるから。

というか、テーブルにはお菓子が広がっててパーティーしてるよう。


「ただいま」

と、声をかけても気づきもしねぇ。


預かるって聞いたときから、大丈夫なのは気づいてたけど…

ほんとに仲悪かったのか?と疑うくらい、仲良さそう。


「へ?あ、え?公太???」

やっと俺に気づいた七彩は、めちゃくちゃ驚いてるし…


妹は、恥ずかしそうに下を向いた。

なんで?意味がわからん。


「あ、由利香…公太のこと、かっこいいー!とか思ったでしょ?」

「え?そんなこと…」

「図星だな〜、その顔は!!」


と言いながらも、どこか楽しそうにする七彩。

嬉しいんだろうな。
< 79 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop