私が代わりになる
それから少し話したあと、寝ることにした。


公太と寝るの最初は嫌だったけど、気づいたら慣れていた。

むしろ今は、公太いないと寝れなくなってると思う。


いつも公太は、抱きしめながら寝てくれる。

それがすごく落ち着いて、安心する時間。


公太がいる、大丈夫って。


「公太、いつもありがとう」

寝ている公太に、そっとキスを落とす。


起きてるなんて知りもしないで。


公太にはほんとに、色々もらってる。


愛情も安心も…すべて。

公太なしでは生きていけない。


こんなに好きになるなんて思いもしなかった。

公太はズルいよね。
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