私が代わりになる
「どうするの?」

『裁判してでも、親権は必ず取る。だからもう少し、由利香を頼めるか?』


預かるのはもちろんいいけど、大丈夫だろうか。

お父さんのことが心配だ。


「もちろん!それは大丈夫だけど、お父さん…大丈夫?無理してない?」


いつも無理をするから、心配ばかりしてる気がする。


『何、心配はいらん。由利香のためにも…それに、七彩もアイツのこと嫌いだっただろ。すまんな、今まで』

「お父さん…私のことは気にしないで。由利香にも、伝えておくね」

『あぁ、頼む。由利香は元気か?』

「うん、元気。学校も楽しそうに行ってるし、家事も手伝ってくれるから助かってる!」


由利香はよく、家事を手伝ってくれた。

だから私は、すご〜く助かってるんだよね!
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