後姿のピアニスト ~辛くて、切なくて、 でも、明日への希望に満ちていた~ 【新編集版】
パソコンでの作業を終えると、バッグから大学ノートを取り出した。
青いCampus。
しおりを挟んだページを開くと、昨日のことが書いてあった。
日記代わりのメモ書きだ。
その隣に今日のタイトルを付けた。
『釧路良いとこ一度はおいで』
自分で書いて自分で笑ってしまった。
ちょっとダサすぎ。
二重線で消して書き直した。
『釧路記念日』
暫く眺めて口に出してみた。
『くしろきねんび』
悪くない。
ありふれていそうで、そうでもない。
この微妙な感じが受けそうな気がした。
とはいっても〈なんとか記念日〉というのはよくあるパターンだ。
有名なものに俵万智の『サラダ記念日』という歌集がある。
読んだことはないけれど。
青いCampus。
しおりを挟んだページを開くと、昨日のことが書いてあった。
日記代わりのメモ書きだ。
その隣に今日のタイトルを付けた。
『釧路良いとこ一度はおいで』
自分で書いて自分で笑ってしまった。
ちょっとダサすぎ。
二重線で消して書き直した。
『釧路記念日』
暫く眺めて口に出してみた。
『くしろきねんび』
悪くない。
ありふれていそうで、そうでもない。
この微妙な感じが受けそうな気がした。
とはいっても〈なんとか記念日〉というのはよくあるパターンだ。
有名なものに俵万智の『サラダ記念日』という歌集がある。
読んだことはないけれど。