後姿のピアニスト ~辛くて、切なくて、 でも、明日への希望に満ちていた~ 【新編集版】
 沖縄の地ビールで一人乾杯をしたあと、早速クルマエビの刺身を堪能した。
 ぷりぷりした身が甘いこと甘いこと。
 思わず、幸せだな~、と加山雄三ばりに鼻を擦った。
 
 次は塩焼き。
 これは外せない。
 シンプルイズベスト! 
 香ばしい匂いに刺激されて頭からバリバリとがっつくと、パリパリの殻とプリッとした身と濃厚なミソの甘みが加わって極上の旨味が口の中いっぱいに広がった。
 幸せだな~。
 加山雄三の連チャンをやってしまった。
 そして、若大将張りにビールをグイっと呷ると、これがまた合うこと。
 一気に飲み干してお代わりを注文した。
 
 次は何にしようかと迷っていたら、お店の人が『ガーリック炒め』を勧めてくれた。
 ガーリックとオリーブオイルでさっと炒めるのだという。
 無論、一も二もなく従った。
 これが大正解。
 シンプルな塩焼きを味わったあとだけにガーリックの刺激がたまらない。
 ビールと共にゴクゴクガツガツいってしまった。
 最高でした。
 ご馳走様。

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