クラスのマドンナに告られた

「さて、じゃあさっそく何かやろー」

 と、ノリノリで言い放った。

「で、何かある? 一緒に出来ることって」
「無計画だったんですか」
「悪い?」
「なんで逆ギレなんですか」
「別に翔太くんのホームと思わないでね」
「さっきからなんですか、その上から目線は……まあ、とりあえず出来ることっていえばゲームくらい?」
「そうだね。何かゲームある?」
「俺あまりゲームもってないからなあ」

 そもそも俺は、そこまで毎日ゲームをするわけではないのだ。だから、選択肢が三つしかない。

「じゃあ、トランプする?」
「二人だからなあ」
「うーん。そうだね、何がいいんだろう。私が翔太君とやりたいこと……やっぱりゲームかな?」
「ゲームですか……」

 そう言われたから、奥からカセット三つを持ってくる。

「これいいじゃない?」

 それは、四対四の戦争ゲームだった。

「でも、結構激しいゲームだよ」
「私も持ってるから、大丈夫!!」

 そうだったな。そう言えば昨日未来の部屋にこれもあったな。

 という訳で……このゲームをすることになった
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