クラスのマドンナに告られた
 このゲームの内容は単純だ。

 相手のチームの陣地にあるポイントに、味方チームの旗を十五秒間差し込めばポイントがもらえ、最終的にそうポイントが高い方が勝ちとなる。

 その旗を運んでいる最中に殺された場合は十五秒間味方に回収されないと旗が自陣に戻る。

 殺された場合は自陣のリスボーン地点で十五秒後に復活する。

 使える武器は、銃、剣などなど様々なもの。

 そう、単純明快なゲームだ。

 これは俺が前に買って、だいぶハマっていたゲームだ。ハマりすぎて1日中やっていた。もう、食事と寝る時間以外はほぼこのゲームをやっていた。

 だからこそ、未来がこのゲームを選んでくれてうれしい。

「じゃあ、よろしくね」
「ああ」
「ふふ。翔太君と一緒にゲームできるなんて幸せー」
「昨日も一緒にしてなかったか?」
「まあ、そうなんだけどね。昨日は敵だったじゃん。でも今日は味方……つまり共闘じゃん」
「そうだな」

 確かに、このゲームは協力し合いながら旗を運ぶゲームだ。そう言う意味ではキングカートよりも友達とやるべきゲームと言えよう。

 そして、マッチングして、ゲームが始まって行った。
< 21 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop