クラスのマドンナに告られた
「やられたな」
「だね。じゃあ、私たちも一点入れよう!!」
と、未来が旗を持つ。旗を持つ人のデメリットとしては、攻撃が一切できなくなるという点だ。そのせいで、護衛がいなければ何もできなくなる。それにこのゲーム、一点の比率がとても高い。すでにうちのチームの逆転の目途は少なくなってきている。
未来は旗を持ちながら突き進み、俺は、旗を持つ未来を守るために、敵をどんどんと撃ち殺していく。
「なんか、ナイトみたいだね、今の翔太君」
「そうか?」
「その調子で私を敵陣まで運んでね」
「はいはいっと」
そしてそのまま、未来を援護して、上手く点を入れられた。
「流石! 翔太君!!」
と、未来に褒められ、少しうれしい気持ちになる。