クラスのマドンナに告られた

「翔太君に守られたかったな……」
「仕方がない」

 そう慰めながら進んでいく、そして、そのプレイヤーは上手かった。見事に敵の気配を察知して守られやすい場所、敵のいなさそうな場所を見事に通って、ノーミスで旗を置いた。

 そして見事に終わった。俺たちの勝ちだ。とはいえ、最後の方俺たちはほぼ何もやっていないわけだから、若干もやもやはするが。

「いやー。楽しかった」

 そう、ゲームが終わった後、未来が言った。

「そうだな。いつもより楽しかったよ」
「えー。嬉しい!!!」
「おい、抱き着くなよ」
「いいじゃん!」
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