初恋愛-ハツレンアイ-
心拍数が一気に上がるのを感じながら、
やっぱり天然だ…
苦笑いを浮かべ凛を抱き寄せ

「それはこっちの台詞だよ。年の差あるし、凛モテるし、いつも気が気じゃなかった……

嫌わないで欲しい。」

耳元で言いながら、抱きしめた腕に力を入れた。
それに答えるかの様に、凛も背中に回した手に力を入れ

「…いいよ…。」

言葉の意味は直ぐに理解できた。
体中の血液がスピードを上げ、波打ち、体が熱くなる。
一緒に凛の心臓が激しく脈打つのを感じた。

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