初恋愛-ハツレンアイ-
それから
春の心地良い風と、暖かな陽射しの中、あちらこちらで、戴帽式(たいぼうしき)を終えた看護師の制服を着た人達が、
それぞれの家族や友人、恋人に囲まれ花束を抱え涙ぐむ姿や、笑い合う姿、写真を撮っている姿が見え、それらの声や音が響き渡っている。
「看護師さん、おめでとう。」
前日卒業式を終えたやっちゃんがプレゼントを渡しながら笑顔で言った。
「やっちゃん、有り難う!」
少し目を潤ませて言う凛に、やっちゃんの隣のタクが
「おめでとう。これは今日来られなかった洸とひまわり、そして俺の三人から。
それにしても、ナースの制服ってそそるね~。」
花束を渡しながら、ニヤニヤして見て言うと
「アホ。」
「馬鹿。」
やっちゃんと健から言われ、やっちゃんの蹴りがタクのお尻にヒットし、
痛がるタクを余所に、
「またね。」と涼しい笑顔で去って行くやっちゃん。その後を「じゃあね!」と去りながら言い残し、「待って~。」と追い掛けて行くタク…
「相変わらずだな。」
「だね。」
健と凛、二人視線を合わせて笑った。
次はアイツ等かな…
それぞれの家族や友人、恋人に囲まれ花束を抱え涙ぐむ姿や、笑い合う姿、写真を撮っている姿が見え、それらの声や音が響き渡っている。
「看護師さん、おめでとう。」
前日卒業式を終えたやっちゃんがプレゼントを渡しながら笑顔で言った。
「やっちゃん、有り難う!」
少し目を潤ませて言う凛に、やっちゃんの隣のタクが
「おめでとう。これは今日来られなかった洸とひまわり、そして俺の三人から。
それにしても、ナースの制服ってそそるね~。」
花束を渡しながら、ニヤニヤして見て言うと
「アホ。」
「馬鹿。」
やっちゃんと健から言われ、やっちゃんの蹴りがタクのお尻にヒットし、
痛がるタクを余所に、
「またね。」と涼しい笑顔で去って行くやっちゃん。その後を「じゃあね!」と去りながら言い残し、「待って~。」と追い掛けて行くタク…
「相変わらずだな。」
「だね。」
健と凛、二人視線を合わせて笑った。
次はアイツ等かな…