初恋愛-ハツレンアイ-
「これからずっと一緒にいられるんだね。」
以前健が住んでいたマンションより少し広い、
二人の新しい生活を始める部屋のベランダから
直ぐ下に広がる健の実家の病院と孤児院を見ながら凛が嬉しそうに言うと
「ああ、嫌と言っても離さないからな。」
健がベランダの手摺りに頬杖を付いて、凛の顔を覗き込みながら悪戯っぽく笑って言った。
恥ずかしそうにハニカミながら微笑む凛に
「でも、ごめんな。
俺の我が儘で、式が少し先になってしまって…」
眉を下げ、申し訳なさそうに言う健を見て頭を左右に振り
「それなら私も卒業したら直ぐに一緒に住みたいって我が儘言ったし…、
それだけで充分幸せだよ。
それにね、私もそこで式挙げたいの。」
そう言って凛はニッコリ微笑んだ。
以前健が住んでいたマンションより少し広い、
二人の新しい生活を始める部屋のベランダから
直ぐ下に広がる健の実家の病院と孤児院を見ながら凛が嬉しそうに言うと
「ああ、嫌と言っても離さないからな。」
健がベランダの手摺りに頬杖を付いて、凛の顔を覗き込みながら悪戯っぽく笑って言った。
恥ずかしそうにハニカミながら微笑む凛に
「でも、ごめんな。
俺の我が儘で、式が少し先になってしまって…」
眉を下げ、申し訳なさそうに言う健を見て頭を左右に振り
「それなら私も卒業したら直ぐに一緒に住みたいって我が儘言ったし…、
それだけで充分幸せだよ。
それにね、私もそこで式挙げたいの。」
そう言って凛はニッコリ微笑んだ。